2012_01
07
(Sat)11:00

2011秋 スペインの旅 (世界遺産の街 ウベダ散策 その2)

! Hola, amigos !  

今日からは、スペインのウベダという街を散策したときの様子をお届けしま~す。

ウベダという街は、現在人口3万人程の小さな街です。
しかし、昔(16世紀頃)は繊維産業とオリーブの生産でとても栄えていました。 当時、繊維やオリーブで利益を得た人々は、この頃イタリアを中心にヨーロッパに広まっていた”ルネサンス”の様式を取り入れた建物を次々と街に建てていきます。
その後17世紀になると、繁栄を極めていたスペインも無敵艦隊が英国に破られるなど、徐々にその勢いを失っていくと、これと共にこのウベダという街もその勢いを失っていきます。
そして現在、時代に取り残されたかのように、ウベダの街にはルネサンス当時に造られた建物がほぼそのままの状態で残されています。
そしてその当時の建物は、歴史的建造物として ”ユネスコ世界遺産” に登録されています。

では、早速そのルネサンス様式の建造物たちを観に行ってみましょう!
まず、バスターミナルに着いたら、クリスト・レイ通りを左に進み、”アンダルシア広場”を目指していきます。
バスターミナルから歩いて行くと、アンダルシア広場は街の観光を始めるちょど良い位置にあるんです。
  20440 Avenida de Cristo Rey ←街中へと向かうクリスト・レイ通り

で、この通りを歩いて行くと、すぐに大きな建物に出会います。
ここが街の観光名所の一つ、 『Hospital de Santiago:サンチャゴ病院』 です。
  20460 Hospital de Santiago 20470 Hospital de Santiago ←サンチャゴ病院
某ガイドブックの説明によると、ここはアンダルシアのエル・エスコリアル宮と呼ばれていて、現在 ”文化センター” として使われているとのことです。クラシックやバレエのコンサートなども行われるようですよ。
この日は、フラメンコのイベントの開催案内が出ていました。
  20510 Hospital de Santiago ←フラメンコのイベントも行われるよう。

入口を入ると、中には素敵な中庭(パティオ)が拡がっています。 この中庭でフラメンコなどのイベントが行われるんでしょう。ちなみに、入館料はタダで~す。
  20480 Hospital de Santiago 20560 Hospital de Santiago ←ステキな中庭。

建物入り口の上には、こんな感じの彫刻があります。
これは、サンチャゴさんの彫刻です。 サンチャゴ病院という名前ですから。
  20520 Hospital de Santiago ←サンチャゴさんの彫刻。
サンチャゴさんは、キリストの使徒の一人”大ヤコブ”であり、”スペインの守護聖人”とされていることはよく知られてますよね。
実はこのサンチャゴさん、別の ”マタ・モーロスのヤコブ(モーロ人殺しのヤコブ)” という一面も持っているんです。
※モーロ人=ムーア人:北西アフリカのイスラム教徒の呼び名。
それは、昔スペインがモーロ人に侵略されていた頃、844年に起きた ”クラビーホの戦い” において、劣勢であったキリスト教徒の前に、突然白馬にまたがったサンチャゴさんが現れて(なぜ白馬?)敵のモーロ人を蹴散らし、キリスト教軍が勝利したという伝説が残っているんです。
このため、サンチャゴさんには”モーロ人殺し”との呼び名がつけられたと同時に、後のレコキスタ運動(キリスト教徒の国土回復運動)の象徴ともなっちゃったわけです~。
ですからこの彫刻も、”馬に乗ったサンチャゴさん”が、ターバンを巻いたモーロ人を蹴散らしている様子を表しているわけですね。

で、早速建物の中に入ってみると...ありました! ここがルネサンス様式の建築を様式を表している部分です~。
ここの階段上の天井のように、 ”ヨットの帆に下から風が当たっているかのようにフワリとした感じ” になっているのが、この当時のルネサンス様式の特徴とのことです。(『きゅう隅』と呼ばれるものらしいです。) 
  20600 Hospital de Santiago 20650 Hospital de Santiago ←サンチャゴ病院の階段。
階段の途中には、こういった祭壇があってこちらに目を奪われがちですが、そちらはともかくも天井の方をよく見てきましょう。
  20610 Hospital de Santiago ←階段途中にある祭壇。
このルネサンス様式の天井は、当時、独自の最高の石切技術を持った建築家 ”アンドレス・デ・バンデルビラ” という方が全て作ったそうです。 この方の銅像が後に回るサンタ・マリア教会のところにあるので、その時にまた紹介しますね。

そして、建物2階には、中庭を見下ろすように回廊が造ってあります。 
『さすがに病院っぽい』と感じもしますけど、なぜかこの景色に心が惹かれますねぇ。
  20620 Hospital de Santiago 20630 Hospital de Santiago ←2階にある回廊。

回廊を歩いて行くと、周りの部屋の扉が一部開いていて、そこでは絵の展示会をやっていました。有名な画家のものではなかったです。。。

さて、このサンチャゴ病院の見学を終えたら、次はアンダルシア広場へとまた進んで行きます。
その様子は、また次回ということで。
では。
! Hasta luego !
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