2011_01
18
(Tue)15:26

スペイン バスク地方! (ゲルニカ)

こんにちは。

今日も寒いですが、みなさん体調は大丈夫ですか?
こんな時、空気も乾燥していますから、風邪・インフルエンザには気をつけましょう。

では、
今日は、ビルバオの初日の散策の様子、、、といきたいところですが、、、
初日の観光は、ビルバオからほど近いところにある「Gernika(ゲルニカ)」を訪れたので、まずはその時の様子をお届けします。

ゲルニカというと、ピカソの「ゲルニカ」という絵が有名ですよね。
その絵に描かれた街が、まさにこのゲルニカの街です。
Picasso Gernika ←ピカソのゲルニカ
いまこの絵は、マドリッドの「ソフィア王妃芸術センター」に展示されています。
http://osogata.blog31.fc2.com/blog-date-20100716.html ←以前のブログでも紹介。

ゲルニカは、1937年のスペイン内戦時、フランコ反乱軍から攻撃を依頼されたドイツ軍が、無警告の恐怖爆撃を行いました。
この攻撃により、ゲルニカの街は廃墟となり、全住民7000人うち1654人が殺害されたと言われています。
このことを知ったパブロ・ピカソ(スペイン人)は、当時パリで博覧会のため壁画を描いていましたが、爆撃への怒りから『ゲルニカ』という絵を描いたということです。

ドイツ軍が、この小さな田舎町を攻撃した理由は、フランコ軍に敵対する共和国政府軍の"通信所・補給路"の要であったからという話もありますが、これとは別にこんな説もあります。

「当時ドイツ軍は、鉱工業が発展していて港もある”ビルバオ”を手に入れたいと思っていました。ですが、街を攻撃すると街が打撃を受けてせっかくの街がダメになってしまいます。そこで、近くにあるゲルニカという街を徹底的に攻撃することでビルバオの市民に恐怖を与え、無償で街を明け渡させようとした」というものです。
どちらが本当かは、????ですけどね~。

では、早速ゲルニカへ向けて出発です。

ホテルを出たらすぐに川の方の広場へ。
川の対岸には、FEVEのビルバオ駅があります。
001 Estacio FEVE
FEVEとは、スペイン狭軌鉄道(Ferrocarriles Espanoles de Via Estrecha)のことを意味しています。

また、このあたりにはトラムも走ってますよ。
002 トラム

トラムのチケットは、トラムの停留所などで買うことができます
003 billete 004 billete ←トラムの切符はこれ。
切符の裏面に書いてある”EuskoTran(エウスコトラン)”ビルバオの路面電車を運営している会社の名前です。
この名前は、"EuskoTren(バスク鉄道)"と路面電車を意味する tranbia (バスク語) / tranvia (スペイン語) を掛け合わせたものとのことです。

今回はトラムに乗らず、歩いてバスク鉄道の駅へ向かいます。ちょっとした散歩ということで。
Bilbao Map 03 ←地図を参考にしてください。

街の中には、このような古そうな鐘楼などが見られます。
005 Bilbao

また、ここもCamino de Satiago(サンチャゴ巡礼)のルートに入っているので、巡礼者の行き先を示す”ホタテのマーク”があります。
006 Bilbao
巡礼者は、このホタテのマークを目印に、目的地の「サンティアゴ・デ・コンポステラ」を目指したんですね~。

しばらく歩くと、駅に到着です。
007 Estacion Atxuri 008 Estacion Atxuri ←なんか趣があって、かっこいい建物です。

早速中へ入ると、乗車券の販売機や時刻表、売店などがあります。
009 Estacion Atxuri ←構内の売店。
ちなみに、バスク地方では、いろいろな表記がスペイン語とバスク語で併用されている場合が多いです。
例えば、売店の写真を見ると、、、
上の方に「出発」という表記が、「Salida(スペイン語)」と「Irteerak(バスク語)」とであらわされているでしょ。(右隣の掲示板が、列車の出発時刻を表していることを示してます。)
街中はどこもこんな感じです。

さて、、、私たちがこれから行こうとしている"Gernika"という街は、"BERMEO(ベルメオ)" 行きの列車に乗って途中下車します。
時刻表を見ると、発車までしばらく時間があるようなので、駅の近辺をちょっと散策してみることにしました。

すると、駅からちょっと行ったところに、ちょっと古めかしい修道院がありました。
011 エンカルナシオン教会 012 エンカルナシオン教会 013 エンカルナシオン教会

入り口には、"Museo Diocesano de Arte Sacro"とあります。
ここは、エンカルナシオン修道院で、ビルバオ(ビスカヤ)教区の宗教的な聖具を展示した博物館にもなっているようです。
まだ開館していないようだったので、このまわりを外から見るだけにしました。

しばらく辺りをのんびり散策したら、さきほどの駅へ戻ります。
駅に来たら、ゲルニカまでの切符を購入して列車に乗ります。
018 Billete para Gernika 019 Billete para Gernika ←バスク鉄道の切符。

016 Estacion Atxuri 015 Estacion Atxuri

列車が出発すると、1時間程度でゲルニカに到着します。
ビルバオとゲルニカは、直線距離では25kmぐらいなんですが、間に山があるので列車は結構遠回りをして走っています。
Bil-Ger map ←ビルバオとゲルニカの位置関係。

列車は出発時にはガラガラでしたが、途中駅から結構人が乗ってきてすぐにいっぱいになってしまいました。

私たちの隣の席には、途中から乗ってきた"おばちゃん"と"ちょっとやんちゃ気味な男の子"が座りました。
二人はお互い初対面のようでしたが、しばらくするともう打ち解けあっていろいろ話をしていました。
これが、スペインの田舎の微笑ましい雰囲気なんですよね~。

この"ちょっとやんちゃ気味な男の子(16-17歳ぐらかな?)"、ビーチ用の折りたたみ椅子を持って列車に乗り込んできていました。
そう、この列車は"Bermeo(ベルメオ)"という「北スペインの小さな港町」行きで、ゲルニカを過ぎてベルメオまでの間、列車は北スペインの海岸線を走っていきます。
きっと、みんなそのあたりに海水浴かなんかに行くんでしょうね~。楽しそうです。。。

と、そのような様子を楽しんでいないで、途中下車するのを忘れないようにしないと、、、ですね。
列車の停車駅は、列車内放送と出入り口のドアの部分にある電光掲示板に表示されるので、聞き/見逃さないようこれらに注意しておきましょう!

さらに!
ここで注意しておかなきゃいけないのは、”ゲルニカと名前のつく駅は2つある”ということです!!!
この2つの駅は、れぞれ Gernika-Heldu Gernika-Irten といいます。
"heldu"と"irten"とは、それぞれバスク語で"取得","終了"というらしいので、「ゲルニカ-始まり」駅と「ゲルニカ-終わり」駅になるんでしょうか?
で、降りるのは「Gernika-Irten 」の方です。
ビルバオから列車で行くと、先に "Gernika-Heldu"駅に到着するので、間違えて慌てて降りないようにしましょう!
実は、私たちやっちゃいました。
だって、2つの駅があることを知らなかったもんですから。。。

実際に列車を降りて周りを見渡すと...全くなんにもナシ。
降りる乗客もまばら。。。
「間違えた!」と気付いたときは、もう「時すでに遅し!」でした。

次の電車は一時間後までないし、近くにバス停やタクシー乗り場も全くナシ!!!
「田舎だから(失礼)、駅間の距離も結構ありそうだから...1時間待つか。」 とあきらめかけていたところ...
突然ネコさんが、「なんか、さっきの電車がむこうで止まっているみたい!」と言い出しました。
確かに! 
よく見ると線路の先1キロちょっとぐらい先のところで、先ほどの電車が停まっているみたいです!
このあたりは線路が直線で、次の駅まで見通せたのが幸いであったのと、次の駅(Gernika-Irten駅)が思いの外近かったので助かりました!
しかも、道路が線路に沿ってはしっているので、最短距離でいけます!
ということで、奇跡的?にも歩いて行けることが判明。
散歩がてら次の駅を目指して歩いて行くことにしました。

ようやく到着したのが「Gernika-Irten駅」。駅名は「Gernika」と表示されています。(写真は帰りに撮ったものです。)
021 Gernika 022 Gernika

020 Gernika 024 Gernika ←駅舎は、かわいらしい感じです。

駅前に到着したら、まずは街のインフォメーションに向かいます。
インフォメーションでは、街の地図とパンフレットをいただきました。
025 Gernika 026 Gernika

で、地図を見ながら街中をブラブラ。Fueros広場、サンタマリア教会、小学校?などいろいろ見て回りました。
また、ここでもCamino de Santiago(サンチャゴ巡礼)の「ホタテの表示版」があります。
030 Fueros広場 031 Gernika ←ホタテのマーク有り。

032 サンタマリア教会 033 ゲルニカ小学校 左がサンタマリア教会。

このゲルニカの街で一番の見所は、「オークの木(Gernikako Arbola)」と「バスク議事堂」です。
オークの木は、昔からバスク人にとって”自由の象徴”とされ大切にされてきました。
また「バスク議事堂」は、ビスカヤの伝統的な議会このオークの木の下で開かれてきました。
ゲルニカ爆撃で都市は破壊されましたが、このバスク議会とオークの木は生き残りました。

これがその「バスク議事堂」です。
040 Gernika 041 Gernika

でこちらがその「オークの木」です。
049 Gernika
こちらはオリジナルで、大切に保管されています。

こっちが代々植え替えられてきて、現在残っているオークの木です。まだ若いです。
051 Gernika

議事堂の中は、無料で見学できます。
入り口で迷っていると、議事堂の警備員?の方が「入れますよ」と教えてくれました。
議事堂の中はこんな感じで、ちょっとした教会みたいな感じです。
067 ゲルニカ議事堂内 070 ゲルニカ議事堂内

実際に議会が開かれているときは、このような感じのようです。
069 Gernika ←パンフから引用させていただきました。

ここには、いろいろなステンドグラスがあります。
075 ゲルニカ議事堂のステンドグラス

中でも天井にあるステンドグラスは素晴らしいです!
080 ゲルニカ議事堂の天井ステンドグラス 081 Gernika
このステンドグラスには、"オークの木"が描かれています。

ゲルニカの街の観光名所はそんなに多くはないですが、田舎の静かな街なので、のんびり散策するのにいいと思いますよ。
私もお奨めの街です。

では。
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